THE MENTALIST メンタリストの捜査ファイル の作品紹介

ポスト『刑事コロンボ』、イケメンメンタリストによる犯罪捜査ミステリー

2008年からアメリカCBSで放送されている人気「マインド・ミステリー」。初回プレミア放送で1560万人もの視聴者数を稼ぎだした。第9話ではなんとその週の全米放送全番組の中で最高視聴率を記録。
鋭い観察眼で難事件を解き明かしていく様が、『刑事コロンボ』や『シャーロック・ホームズ』を超えたとも言われる正統派ミステリーだ。

セクシー俳優の真打登場！

主人公は、テレビでも人気の似非（えせ）霊能占い師として活躍してきた胡散臭い男＝パトリック･ジェーン。その型破りな行動と観察眼で、カリフォルニア州捜査局の捜査コンサルタントとして事件を解決していく様を描く。
そのパトリックを演じるのは、サイモン･ベーカー。TV『堕ちた弁護士～ニック･フォーリン～』映画『ザ･リング2』『プラダを着た悪魔』などに出演した、オーストラリア出身のアラフォー俳優だ。本作で一気にブレイクして、エミー賞、ゴールデングローブ賞、SAG全米俳優組合賞などの主演男優賞に数々ノミネートされた。さらに米ピープル誌が選ぶ「最も美しい100人」の一人に選ばれ、米TVガイド誌が選ぶ「もっともセクシーなTV俳優」ではなんと1位に選ばれた。
これはあのパトリック･デンプシーを押さえての受賞とのこと、癒し系セクシーという新たなジャンルを開拓したのだ。

新ジャンル「マインド･ミステリー」の誕生

基本的には1話完結で殺人事件を解決していくストーリー。その一方で、ジェーンの家族を殺した連続殺人鬼「レッド･ジョン」との攻防が全編を通して流れる謎解きになっている。これはアメリカのクライム･サスペンス･ドラマではよく取られる手法だが、本作の設定やストーリーの素晴らしさはさらに一歩先を行っている。『CSI』シリーズに代表される科学捜査やプロファイリングに焦点を当てたリアル路線と、『ゴースト～天国からのささやき』などで成功したファンタジー路線を見事に融合させたからだ。
元霊能占い師（しかも似非（えせ）！ ）という設定からしてサイキックで現実離れした謎解きが展開するかと思いきや、ジェーンがメンタルマジックを駆使して証拠や証言から事件を解決していく様は実にリアル！ 観ているものはいつのまにか「メンタリスト」ジェーンに説得されてしまうのだ。
本作が「マインド･ミステリー」と言われる所以である。

見逃せないサイモン･ベイカーの活躍

ブロンドに甘いマスク、ユーモアのセンスもあってしかも抜群の推理力を持つ主人公を演じるサイモン･ベイカーは、契約更新のたびに破格のギャランティが話題になっている。最近ではその活躍の場を着実に広げ、シーズン3第9話では監督業にも初挑戦した。原案･製作総指揮を務めるブルーノ･ヘラーが脚本を手がけた初監督エピソードは、宿敵レッド･ジョンに絡んだ重要なエピソードだ。

30以上の国と地域で放送され、各国で大好評だという『THE MENTALIST メンタリストの捜査ファイル』。日本でも、癒し笑顔の草食キャラでありながらセクシーというギャップ萌えジェーンにますます人気が集まることは間違いないだろう。

更新日2012年12月20日

THE MENTALIST メンタリストの捜査ファイル の作品情報

あらすじ

パトリック・ジェーンは似非超能力者。たぐいまれな洞察力と推理力で超能力者を装う。時には死者と交信、未来予知などを披露し、人々の心を掴む。その力を使い、彼は超能力者として有名になりテレビにも出ていた。

しかし彼の人生は一転する。
ある番組でジェーンはレッド・ジョンと呼ばれる連続殺人鬼を挑発。逆に妻と娘を殺害されてしまったのだ。彼は悲しみから立ち直るため、彼は自分の力を正義のために使おうと決意。カリフォルニア殺人捜査局のアドバイザーとして職を得る。その洞察力と推理力で、事件を解決していく。

そして殺人鬼に復讐する時を待つのだった。

用語

CBI

カリフォルニア州捜査局。

スマイルマーク

レッド・ジョンのトレードマーク。犯罪現場に必ずこのマークを残している。

トリビア

• エピソードタイトルには必ず赤に関連するワードが含まれている。