ビッグバン★セオリーギークなボクらの恋愛法則（海外ドラマ：2007年 -）

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ビッグバン★セオリーギークなボクらの恋愛法則の作品紹介

仲良しオタク男子たちとお向かいのブロンド美女が繰り広げるオタク文化満載の超人気正統派シットコム！

2007年からアメリカCBS系列で放送されている本格的シチュエーション･コメディ。2人合わせてIQ360というオタク物理学者レナードとシェルダンはルームメイト。頭脳派明晰だけど何かズレてる2人のお向かいにセクシーなブロンド美女ペニーが引っ越してきたことから始まる抱腹絶倒のドタバタ劇がとにかく楽しい。

オタクが人気になる日がやってきた！

日本ではずいぶん前からオタク文化が市民権を得て、テレビで人気者になるオタクなんかもいた。そんな日本に遅れること数10年、アメリカにもとうとうオタク文化が受け入れられる時がやってきた。そう、本作のヒットでオタク青年たちが日の目を浴びたのだ。
カリフォルニア工科大学の物理学者である主役のオタク2人組は、レナードをジョン･ガレッキ、シェルドンをジム･パーソンズが演じている。ジム･パーソンズは２年連続エミー賞主演男優賞受賞という快挙を達成、ジョン･ガレッキも受賞こそ逃したもののジム･パーソンズとのダブル･ノミニーだった。
作品全体としても毎年のように複数部門でエミー賞にノミネートされ、テレビ批評家協会賞(TCA賞)にも輝いている。
キーパーソンとなるペニー役はケイリー･クオコ。チーズケーキファクトリーのウェイトレスという設定が、高学歴なオタク君たちの対極にあってニクイ感じだ。脇を固めるオタクにはラジェッシュ役をクナル･ネイヤー、ハワード役をサイモン･ヘルバークがそれぞれ演じている。ハワードはどうもバナナマン日村に見えて仕方がない。が、普段のサイモン･ヘルバークは全然日村じゃないところが、さすがはプロの俳優。

化学知識はお墨付き

レナードとシェルドンは物理学者という設定なので、オタク話だけでなく物理トークもたびたび炸裂する。そこで、本作では正しい物理学者の会話になるように監修を付けている。UCLAで物理学と天文学の教授をしているデヴィッド･サルツバーグがその人だ。台本の段階から物理学的な会話や方程式が正しいかどうかを細かくチェックしているという徹底ぶりだそうだ。

豪華すぎるゲスト陣

ゲストがビックリする程豪華なのも話題の一つだ。まず、製作のチャック･ロリーがプロデュースした作品つながりということで、『チャーリー･シーンのハーパー★ボーイズ』からチャーリー･シーンがご本人役で登場。
また『ターミネーター：サラ・コナークロニクルズ』のサマー･グローがキャメロン女優＝オタク男子たちのマドンナとして本人役で登場。オタク関連では『バトル･スター･ギャラクティカ』『新スタートレック』の俳優陣やアメコミ界の超大御所原作者スタン･リー(『スパイダーマン』『X- メン』の原作者)までもが出演している。さらに驚いたことには、物理学者つながりということであのホーキング博士までもがゲスト出演。
いやいや、「つながり」なんて言葉でくくっちゃいけないくらい偉大なお方じゃないですか。恐るべし、ギーク･パワー！今後いったいどんなサプライズゲストが登場するのか、本当に目が離せない。

クライム･サスペンスやリーガルものが幅を利かせている昨今のアメリカテレビ市場、シットコムは端のほうに追いやられていた感があった。が、本作を見ると「これこれ、これがアメリカのドラマだよ！」と言いたくなること間違い無しだ。

更新日2012年12月27日