ドクター・フー の作品紹介

放送開始から半世紀！今なお世界中から熱烈な支持を集めるイギリス発のSF金字塔ドラマ

時空を超えて旅する異星人「ドクター」が主人公。すべてのSFドラマの原点と言われている。1963年イギリスBBCでの放送開始以来、ドクター役を務めた俳優が12人、エピソード数800超（2014年1月現在）という驚きの長寿番組だ。その記録は、ギネスブックで「世界最長テレビドラマ」として認定されている。

ドクターに歴史あり

日本でNHKのテレビ放送が始まったのが1953年。その10年後から（途中お休みはあったものの）今なお続いているSFドラマが、『ドクター・フー』。テレビの歴史とともに歩んできたと言っても過言ではない。はっきり言って放送開始の1963年から見れば、今は相当な未来である。
当初は子供向け番組だったというが、今ではその人気は老若男女を問わない。そりゃそうだ、だって放送開始の時5歳だった子どもがもう55歳になってるんだから！

2013年は大盛り上がり

何しろほかに類を見ないことなので、50周年は大変な騒ぎになった。
まずロンドンでは3日間にわたる記念イベントが開催され数人の歴代ドクターが出席、コスプレイヤーたちが世界中から集った。
11人のドクターたちを描いた記念切手も発行された。
そしてなんとチャールズ皇太子が撮影現場を見学、人気悪役キャラ・ダーレクの物まねまで披露したという。ロイヤルファミリーまで巻き込むとは、まさに国民的ドラマだ。
11月23日には、通算799話目の特番として「ドクターの日」エピソードを放送。この特番、世界94か国で同時放送され1,000万人以上の視聴者を獲得した。この史上最大規模での世界同時放送によって、『ドクター・フー』は二つめのギネス記録を樹立したのだ。

人気の秘訣は？

ドクターはポリスボックス型の宇宙船ターディスに乗って時空を駆け巡る。この設定は今も50年前も変わらない。シュールなキャラや今となっては？？なシチュエーションも人気の秘訣と言われている。何しろ、『ウルトラQ』や『スター・トレック』にも影響を残したと言われているのだ。
ファンであることを公言している有名人やクリエイターも数知れず。
2010年からは、TV『シャーロック』の製作総指揮・脚本で知られるスティーヴン・モファットをプロデューサーとして迎え、ますます人気が高まっている。
世界での注目度に比べてなぜか日本では知名度が低い『ドクター・フー』、一度見ればはまること間違いなしの娯楽大作だ。

更新日2014年12月1日