チャーリーズ・エンジェル の作品紹介

運動神経抜群で知的なセクシー美女3人を描くアクションドラマ。

1976年から1981年まで、アメリカABCネットワーク系列で5シーズンに渡って放送された、言わずと知れた大人気番組。日本では『地上最強の美女たち！ チャーリーズエンジェル』というタイトルで、日本テレビ系日曜夜に放送された。チャーリー探偵事務所に所属する3人の女性探偵が、顔を知らないボスの指示のもとさまざまな事件を解決していく。

ケイト・ジャクソン、ファラ・フォーセット・メジャーズ、ジャクリーン・スミスの3人で始まった第1シーズン開始とともにその人気は瞬く間に頂点に達した。特にジル・マンロー役だったファラ・フォーセット・メジャーズはマリリン・モンロー以来のセックスシンボルとまで言われた美女だ。雌ライオンのようだとも言われた大きな外巻きの髪型「ファラ・カット」が世界中で大ブームになった。彼女を宣伝に起用したものは全て売り切れる程の人気で、当時の経済効果は計り知れない。

何ヶ国語も操り、男顔負けのアクションで事件を解決していく痛快さと画面全体に漂うおしゃれ感が『チャーリーズ・エンジェル』の魅力の一つだ。が、何と言っても一番の人気はエンジェルたちのセクシーさ。舞台であるロサンゼルスに相応しい西海岸のカラッとスポーティーなセクシーさだった。事実、ファラ・フォーセット・メジャーズの水着姿も、本作中ではビキニではなくワンピース止まり。テニスウェアの短いスコートやドレス姿だけでセックスシンボルとまで言わしめたとは、あっぱれである。毎回事件を解決すべく身分を偽るため、3人のエンジェル達は必然的にコスプレをするのも大きな見所のひとつ。

第2シーズンになると大人気だったファラが番組を去り、その妹役としてシェリル・ラッドがメンバーに加入する。シェリルは日本での人気が本国アメリカを上回っていて、歌手としても人気があった。かたくなにビキニ姿を拒んでいたファラとは正反対にシェリルは脱ぎっぷりが良く、ジャクリーン・スミスとのビキニ対決もしばしば見ることができた。

その後、第4シーズンでは最も知的なサブリナ役のケイト・ジャクソンが去り、シェリー・ハックが新メンバーとなった。第5シーズンではシェリーに代わってタニア・ロバーツがエンジェルになっている。タニアは後に『007美しき獲物たち』(1985年)でボンドガールになったことで知られている。

2000年と2003年に映画化されたことは記憶に新しいが、実はテレビドラマでも2011年にリメイク版が製作された。映画版でエンジェルの一人を演じたドリュー・バリモアが製作総指揮の一人として参加していることが話題となったが、低視聴率を理由にわずか7話で打ち切られた。
やはりテレビで見たいエンジェルは、元祖エンジェルのあの美女たちしかいないのだ。

更新日2012年8月30日