ストレス社会に生きる“悩めるマフィア”を描いて大ヒット。数々の賞も受賞した異色のドラマ。
アメリカHBOが製作し、1999年から2007年にかけて、全6シリーズ86話が放映された。裏稼業に身を置きながらも、数々の人間的なストレスに悩むという、従来の「マフィアのボス」のイメージを覆すキャラクター設定が視聴者に新鮮味を与えた。また、1エピソードに約2億円をかけるなど、テレビドラマの常識を打ち破るクオリティを追求し、エミー賞では96個のノミネート、通算17回受賞をはたすなど高い評価を得たシリーズ。
表向きはゴミ収集会社を装いながら、ニュージャージーで代々マフィア稼業を続ける「ソプラノ一家」。ボスの「トニー」こと、アンソニー・ソプラノは、ストレスで倒れてからは、近所の精神科に通院している。暴力はびこる裏社会で手堅く稼ぎながらも、暴力組織を取り締まる法律「RICO ACT」が厳しい昨今では、『ゴッドファーザー』の時代ように堂々とはいかず、FBIの監視の目にビクビクする毎日。さらに、他のマフィアとの関係もぎくしゃくしていて、いつ一家が抗争に巻き込まれるかもわからない状態だ。
一方プライベートでは、妻のカーメラと頑固者の母リヴィアとの間では、嫁姑問題が発生中。さらにトラブルメーカーの姉、反抗期真っ只中の娘、TVゲームに夢中で将来が心配な息子……。「マフィア」と「家庭」、2つの「ファミリー」にそれぞれに問題を抱え、ストレスが絶えないトニー。はたして「悩めるボス」に平穏は訪れるのか?
『ゴッドファーザー』や『グッドフェローズ』などで描かれたマフィア像とはまったく違う、悩み多き「現代のマフィア」の姿を、時にリアルに、時にコミカルに描いた本作。「マフィア」としての一面だけでなく、夫婦や親子など、どこの家庭にもあるプライベートな問題も同時に描いているところも評価を高めている一因となった。また、TVドラマとしては破格の製作費でも知られ、映画並の重厚感のある演出が見どころだ。
人間味あふれる主演のトニーを演じたのは、『トゥルー・ロマンス』や『ザ・メキシカン』で知られるジェームズ・ガンドルフィーニ。身長185cm、体重120kgの体つきから、悪役を演じることが多いが、性格は優しく、サックス演奏が趣味だとか。本作ではトニー賞、ゴールデングローブ賞、俳優組合賞など様々な賞を受賞した。
Tony Soprano役
Carmela Soprano役
Jennifer Melfi役
Christopher Moltisanti役
Silvio Dante役
Paulie Gualtieri役
Furio Giunta役
Junior Soprano役
Meadow Soprano役
Anthony Soprano, Jr.役
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『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』をみた後は、視聴履歴を付けてみよう。
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