スタートレック：エンタープライズ の作品紹介

TVシリーズ第5弾！伝説の『宇宙大作戦』より100年前、22世紀の宇宙探索を描く「スタートレック」前史物語。

これまでの「スタートレック」テレビシリーズでは、前シリーズよりも新しい進化した年代を描いてきた。が、本作の舞台は２２世紀。映画『スタートレック　ファーストコンタクト』で、人類が初ワープに成功した2063年の数十年後から物語は始まる。「スタートレック」をまったく知らない人でもゼロから楽しめる設定のドラマだ。

入門にも最適

「スタートレック」シリーズがビッグになればなるほど、途中から落ちこぼれてしまった人、食わず嫌いの人、テクノロジーの進化についていけなくなった人などなど、なんとなく蚊帳の外な感じがしている人も多いはず。そんな人にお勧めなのが、この『スタートレック エンタープライズ』。
テクノロジーが進化しすぎていない分、地球人キャラもなんとなく現代人に近い人間味があるし、機械の誤作動やらスペースシャトルっぽいエンタープライズNX-01の内装やらが未来過ぎない親近感を与えてくれるからだ。

時代は古いけどお初は多い

『新スタートレック』以降、物語の舞台はいつも24世紀だった。これを一気に22世紀に戻すからには「今までとは決定的に違う何かを！」と考えた製作陣は、大胆にもタイトルから「スタートレック」の文字を外し『エンタープライズ』（第1･第2シーズン）とした。ところがこれはやっぱり評判が悪かった。第3シーズンからは、あっさり『スタートレック:エンタープライズ』と改題されてしまった。
もう一つの初の試みはテーマ曲。イギリス出身のラッセル･ワトソンが歌う主題歌は、シリーズでは初めての歌詞付きなのだ。

振り返ってみれば……

『スタートレック エンタープライズ』は2005年にシーズン4を持って終了した。1966年の『宇宙大戦争』からおよそ40年、1987年の『新スタートレック』からは18年間も途切れることなくテレビシリーズが続いていたことになる。まさにアメリカ･ドラマの金字塔。見逃す手はない。

更新日2013年8月14日