フレンズ の作品紹介

マンハッタンを舞台に、男女6人の友情や恋の駆け引きをコミカルに描くシチュエーション・コメディ。

1994年にアメリカNBCテレビで放送を開始して以来、実に10年に渡るロングランシリーズとなったシチュエーション・コメディ（シットコム）の代表的な作品。
社会にでてもなかなか大人になれない今時の若者達の恋愛や仕事の葛藤をユーモラスに描く秀作。全米で1994年にスタート以来、コメディー部門でトップを独走。最も成功したシットコムと言われている。
日本でも1995年からWOWOWや民放で放映され、ヒットを記録した。ジョージ・クルーニーやジュリア・ロバーツなど、多彩なゲスト出演も話題に。

ニューヨーク、グリニッチ・ビレッジのとあるアパート。そこに住むのは、潔癖症で負けず嫌いのモニカ、世間知らずなお嬢様のレイチェル、ハードな人生経験を持つ変わり者のフィービー。そして、モニカの兄で優柔不断なロス、女グセの悪い俳優のジョーイと、その同居人で複雑な家庭環境に育ったチャンドラーら、男女6人の個性的な面々。彼らは、ことあるごとにいきつけのコーヒーショップ「セントラル・パーク」や、それぞれの部屋に集い、日頃の些細な出来事から、誰にも言えない悩みなどを語り合っていた。

友情、恋愛、家族、仕事……。人生において誰もが直面する問題に、ときにぶつかり合いながらも、互いの友情を深めながら人生に向きあっていく6人の姿は視聴者の共感を呼んだ。シリーズの最終回となったシーズン10のグランドフィナーレは、5,250万人が視聴したという。

ドラマのあまりの人気に、マット・ルブランクが演じたジョーイ・トリビアーニを主役としたスピンオフドラマ『ジョーイ』も制作された。舞台はニューヨークからロサンゼルスに移ったものの、劇中に『フレンズ』と同じキャストが登場したり、デヴィッド・シュワイマーが一部のエピソードの演出を担当するなど、ファンも楽しめる作品となっている。

この作品でブレイクを果たしたメインキャストの6人は、映画界へ活躍の場を広げながら順調に俳優としてのキャリアを重ねている。最も知名度を上げたのは、憎めないお嬢様キャラで人気だったレイチェルを演じたジェニファー・アニストンだろう。劇中のレイチェルのファンだったブラッド・ピットが、演じたジェニファー・アニストンに猛アタックをして結婚（後に破局）したエピソードは良く知られている。

シリーズ終了後も衰えない人気に、映画化の噂も絶えないが、マット･ルブランはじめドラマの関係者はこの噂を否定している。残念ながら、スクリーンで6人の姿を観ることは難しそうだ。

あらすじ

シーズン1

ロスの妻がレズビアンだと発覚。
みんなでいつものカフェ「セントラル・パーク」に集まり、ロスを励ましている。
すると、そこにウェディングドレス姿のレイチェルが現れる。結婚式から逃げてきたのだ。全て投げ出してきたレイチェルは住むところもなく、高校時代の親友だったモニカのアパートに転がり込むのだが……。

シーズン2

ロスの思いを知ったレイチェル。出張先の中国から帰国するロスを向かへに空港に向かった。
しかしロスはアジア系の美女連れていた。なんと、出張先で出会った彼女と恋人になっていたのだ。
レイチェルは来たいはずの出来事に大ショック。

シーズン3

リチャードと別れたモニカは失意のどん底。彼を忘れることが出来ず、眠れない日々を過ごしていた。

シーズン4

レイチェルはまだロスに気があると告白する。今の恋人ボニーとレイチェルの間で揺れ動くロス。
悩んだ末、ロスはレイチェルを選ぶのだが……。

シーズン5

ロスはついにエミリーとの結婚式を迎える。
しかし、誓いの言葉の最中、ロスは極度の緊張で「レイチェル」と口走ってしまった。
エミリーは式場を抜け出し行方不明。
途方に暮れるロスだった……。

更新日2012年7月10日