クローザー の作品紹介

ロサンジェルス市警重大犯罪課を舞台に「クローザー（事件の幕を閉じる者）」と呼ばれる女性捜査官の活躍を描く

新設された重大犯罪課のリーダーに抜擢されたのは、部下からの信頼も厚いベテラン警部ではなく、突然アトランタからやってきたよそ者でしかも女性のブレンダ･リー･ジョンソン。嫌われ者の四面楚歌状態を物ともせず、ちゃっちゃと事件を「クローズ」させていくブレンダの姿が実に小気味いい警察ドラマだ。

女性の共感を呼びまくり！

主人公チーフ･ジョンソンを演じるのは、キーラ･セジウィック。
ムサい男たちで溢れる殺人現場にめちゃめちゃつばの広い帽子をかぶって登場したりお嬢なスカートをヒラつかせたりしたかと思えば、抜群の尋問スキルで出来るオンナぶりも見せつける。なるほど、知性と女性らしさを兼ね備えた完璧な女性なのかと思いきや、スイーツ依存症で甘いものをむさぼったり方向音痴だったりと愛らしい外し部分も持っていて、そりゃあ女性の共感を呼ばないわけがないというキャラ設定だ。
キーラは『ザ･クローザー』での演技を評価され、ゴールデングローブ賞（2007年）エミー賞（2010年）主演女優賞を受賞した。
しかも1話あたり30万ドル（！）という高額ギャラで、テレビ女優のギャラ・ランキング世界1位（2007年当時）にも輝いたのだ。

見事な幕引き

低視聴率を理由に突然打ち切りとなって尻切れ～というドラマが多い中、『ザ･クローザー』は大人気のままきっちり計画的にファイナルであるシーズン7まで放送された。というのも、主演女優であるキーラから降板の申し出があったからだ。
「クローザー」であるチーフ･ジョンソンなしには『ザ･クローザー』は成り立たない。が、大人気シリーズをみすみす逃すわけにもいかない。ということで、スピンオフ･ドラマ『Major Crimes～重大犯罪課』の製作が決まった。新たなヒロインとなるシャロン･レイダー警部を『ザ･クローザー』ファイナル･シーズンでしっかりフィーチャーし、布石もばっちりのうちにクローズされたのだ。

更新日2013年9月19日

クローザー の作品情報

あらすじ

LAPD（ロサンゼルス市警）に、殺人特捜班チーフとして赴任してきたブレンダ・ジョンソン。彼女は通称クローザー。落としのプロだ。