パーソン・オブ・インタレスト の作品紹介

2011年度新作ドラマNo.1。未来を予測し凶悪犯罪を未然に防ぐ、逆転発送の次世代クライム･サスペンス。

2011年9月より米CBSにて放送開始。犯罪予測システムがはじき出すのは社会保障番号だけ。加害者なのか被害者なのか、いつ一体どんな犯罪が起きるのか……。ニューヨークを舞台に、謎の億万長者ハロルド･フィンチと元CIAエージェントのジョン･リースが予測された犯罪を阻止しようと奔走する姿を描く。

話題の豪華製作陣

製作総指揮のひとりを務めるのはJ･J･エイブラムス。テレビシリーズの代表作は何といっても『LOST』。世界的な大ヒットを受けてエミー賞の作品賞及び監督賞、ゴールデングローブ賞でも作品賞を受賞している。その後も『フリンジ』『アルカトラズ』といったテレビシリーズ、映画『スター･トレック』『スーパーエイト』など次々とヒット作を世に送り出し、いまや泣く子も黙る大人気ヒットクリエイターだ。本作ではオープニングテーマ曲も作曲し、多才な男ぶりを見せつけている。
脚本も務めるもう一人の製作総指揮はジョナサン･ローラン（映画『ダークナイト』『ダークナイトライジング』脚本）。映画監督である兄、クリストファー･ローランとの兄弟クリエイトぶりは映画ファンに良く知られるところ。そのジョナサンのテレビ界進出第一弾となったのが本作だ。この2人がタッグを組んで手がけるクライムサスペンスということで、放送前から注目を集めていた。

個性あふれるキャスト陣

ホームレスに身を窶した元CIAエージェント･リース役を演じるのは、映画『パッション』のイエス･キリスト役で知られるジム･カヴィーゼル。リースを雇う大富豪フィンチ役は、『LOST』でエミー賞助演男優賞に輝くマイケル･エマーソン、J･J･エイブラムスの信頼も厚いことだろう。『LOST』つながりでは、フィンチのビジネス･パートナーであるイングラム役にブレット･カレンも出演している。そのほか、映画『ベンジャミン･バトン　数奇な人生』で主人公の育ての親役を演じアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたタラジ･P･ヘンソンがフィンチとリースに協力する現役NYPD刑事役を演じたりと、個性あふれる面々が名を連ねている。

逆転の発想が新しい

「はじめに事件ありき」、この当たり前を見事に覆して描かれるのが本作のストーリー。キーとなる社会保険番号を持つ「人物」にこれから何が起きるのか、何を相手に闘えばいいのか判らないままに、次々と襲ってくる予測不能の事態。それらを乗り越えるリースとフィンチの姿は実に新鮮で、観る者を今まで味わったことのないスリリングさへと誘ってくれる。

注目ポイント

第1シーズンでいきなり大ヒット作品となった本作、その快進撃はとどまる所を知らない。まず、パイロット試写の高評価を受け、10年以上に渡ってあの『CSI:科学捜査班』が放送されてきた木曜日9時枠を獲得。初回放送でいきなり『CSI:科学捜査班』を上回る視聴者数を稼ぎだした。その後も『CSI』3作品、『クリミナル･マインド』などの大ヒットシリーズを軽々と抜き去って、視聴者数1,500万人を達成したという。
日本を含む世界数十ヶ国で放送済あるいは放送予定で、世界的な大ヒットの気配がムンムンする『PERSON of INTEREST犯罪予知ユニット』、まだまだ若いシリーズだけに今後の展開と成長を見守り育てる楽しみもありそうだ。

更新日2012年9月17日