アンブレイカブル・キミー・シュミット の作品紹介

15年の監禁から自由の身になったキミーを描く、ノリ突っ込み満載なコメディ

中学生でカルト教団に監禁されたキミー。15年以上経ったある救出されるも、中学生の知識しかないままの状態で現代社会に放り出された。その浮世離れっぷりと周りのキャラクターたちの変人っぷりがとにかく面白いと評判のNetflix配信ドラマだ。最初っから最後までノリノリのテンションはスピード感ハンパない。何も考えずにとにかく心の底から大笑いしたい人にお勧めの作品だ。

納得のプロデューサー陣

製作総指揮は『30 ROCK/サーティー・ロック』のティナ・フェイとロバート・カーロック。
ティナ・フェイといえば、『サタデー・ナイト・ライブ』の脚本家として名を上げ、『30 ROCK/サーティー・ロック』では製作総指揮・原案・脚本そして主演まで務めちゃったというすごい人。コメディのことならお任せくださいと言っている（に違いないっ）。
一方のロバート・カーロックはハーバード大学出身の敏腕プロデューサー。この2人がタッグを組んだ破天荒なアメリカン・コメディが面白くないはずがないのだ。随所にちりばめられた映画、ドラマパロディもドラマ好きの心をがっちり掴んでるぞ！

アンブレイカブルって何？

世界は滅亡したと信じるカルト教団の信者の女性4人がシェルターから救出される所から物語は始まる。というと何だかシリアスチックだが、実際には救出シーンから大笑い。「見かけは子ども、頭脳は大人」な名探偵コナンの真逆、「見た目はアラサー、頭脳は中坊」なのがキミーなのだ。
「もぐらウーマン」なんて名前付けられちゃって、日本でいう所のワイドショーみたいな番組に呼ばれてニューヨークに来てみたら、「超楽しいからここで暮らすことにする〜」。てなわけで天真爛漫・波瀾万丈・用心深さゼロなニューヨークライフがスタートするのだ。どんなにトラブルに見舞われても、仕事で失敗しても決してへこたれない＝アンブレイカブルなキミーを見れば、かなり元気になれるはずだ。

注目のキャストは3人

キミーを演じるのはエリー・ケンパー、映画『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』でブライズメイズの1人で新郎の妹役を好演していた。今回もキミーの弾丸トークを物ともせず、愛すべきキャラを見事に演じきっている。
ルームメイトでミュージカル俳優を目指しているゲイの黒人青年タイタスを演じるのは、ティトゥス・バージェス。息子のナニーとしてキミーを雇ってくれたセレブな奥様ジャクリーンはジェーン・クラコウスキー。どちらも『30 Rock』での好演を買われての登板、チームワークはバッチリだ。

最高のエナジー・ドラマ『アンブレイカブル・キミー・シュミット』を観て、今日も一日がんばろう！

更新日2015年10月27日